インターネットが当たり前になった昨今、情報流通が良くなったことで紙面の売り上げが落ちるという現象が起きている。
だいぶ前から指摘されてきたことがコロナ禍を契機として本格的になってきたようだ。
いかにWEBサイトで事業化できるかが焦点になるのだが、そもそも安さで勝負していた所は情報の差別化に苦しんでいるようだ。
今までなら時と場所を利用して情報を売ってた媒体が新聞というものなのだが、ネットでは時間と場所を選ばないため新聞システムが崩壊して当然と言えるだろう。
東スポと言えば、安い競馬新聞として一定の地位を築き上げてきたことでも知られている。
厩舎情報は怪しい雰囲気はあるものの、競馬新聞としては価格もあり評価は高かったと言えよう。
しかし、今後は紙媒体で見かけることは少なくなりそうだ。それか、値段が2~3倍で維持されるか、どちらかだろう。
大手はスケールモデルで安く勝負できていたのだが、今後はそうもいかなくなる。
ネットには情報があふれているので差別化も苦しむことになりそうだ。
こうした格安の情報をもとにネット情報が形成されている側面もあったので、無料競馬情報の質は今後どんどん落ちていくかもしれない。
最近の競馬新聞を見ると、厩舎情報があまり使えないなと感じた。ただの感想文に高い金を払おうとは思えない。
もう少し的確な見方をして欲しいのだが、関係者にそれを求めるのは酷なのかもしれない。
結局のところ、競馬新聞のキモは、厩舎情報と調教タイムくらいだろう。
どちらの価値も流通革命により下落しているので、昔ほど重要な要素でもなくなっている。
いま価値ある情報は競走馬エージェントが握っていると言われている。
彼らは、調教師と馬主の間に入ったり、走る馬を見つけるためにサラブレッドの見立てを行う人たちのことだ。
競馬新聞の厩舎エージェントの情報は有料で買えるが、後者の競走馬エージェントの情報を手に入れることは困難を極める。
その情報を一手に取り扱っているのが「みんなの投資競馬 - AI予想サポート」
すでに競馬予想でAI化は進んでいるように見えるが、アナログ情報を強化できるサイトは限られている。
これからは、アナログで差をつける時代になるため、早くから時代を先取りしておくと圧倒的な利益を生み出す原動力になる。