馬はレースで短くとも1km、長い場合には3.4kmも走ることになる、というのはかなり重要なことです。これだけの距離を走るのですから、フットワークにロスやムダのある馬が負け、心肺機能ができていない馬が負け、しっかりとしたバランスで走れない馬が必ず負けます。これは、競馬の大きな真実です。
レースというのは、たいていが、こうした「負ける要素を抱えた馬」以外の、「走れる形になっている馬」での争いとなります。どんなに展開に恵まれたとしても、「走れる形になっていない馬」は、勝ち負けの圏内にはやってきません。
そして、「走れる形」になっている馬、つまりレースの勝ち負けに参加する権利をもった馬というのは、多くても出走馬中3分の1ぐらい、普通は4分の1以下ぐらい、というのが平均的なところ。
では、レースに行ってバランス良く走れて、フットワークにロスや無駄がなく、心肺機能がしっかり出来ていて、なおかつ騎手のゴーサインのビビッドに反応できるのはどの馬なのか?
パドックで見るべきは、「走れる状態になっているかどうか」であって、「気合」とか「気配」とか「落ち着き」とかではありません。
だいいち、物言わぬ馬の「気合」だとか「前向きな気持」だとかを、人間がそう簡単に把握できるものではありません。
プッツン寸前にテンションが上がっている馬はレースでは好走できないので、そういうタイプはしっかり見分けられないといけませんが、僕から見ると明らかにプッツン寸前の馬を「いい気合乗りですね」などと論評するパドック解説者も、けっこういます。
レース前にチェックしなければいけないポイントは、5項目だと先日書きましたが、1項目追加して、
(1)重心バランスに関する項目
(2)推進力に関する項目
(3)四肢で走るときの安定度に関する項目
(4)全体の筋肉系の充実度に関する項目
(5)体幹をしっかり支える状態に関する項目
(6)柔軟性と伸縮に関する項目
重心バランスの安定は、走っている時のフットワークのバランスに直結します。また、後肢が生み出す推進力を、無駄なくロスなく、的確に「前へ」と伝えていくためにも、ことのほか重要です。四つ足の動物ですから、我々2足歩行の動物よりもはるかに重心バランスが整うことは難しく、また重要です。
推進力は、それを生み出すシステムが、しっかり連動して最大限の効果を上げることが必要です。推進力を最大限にするために、どこがどのように動いていないといけないか、これが大きな問題です。
馬体の安定度は、レース中のフットワークのムダやロスを最小限に抑えてくれます。ウサイン・ボルト級の馬なら多少のロスがあっても挽回できますが、そんなのは10年に一頭ぐらいしか出ません。(つまりディープインパクト級。)レースでは、フットワークにロスやムダのある馬が、ほとんどの場合、負けます。
筋肉系の充実には2種類あって、それは走る距離に適した筋肉(速筋か遅筋か)の充実度と、馬体を支える筋肉系の充実があります。両方とも、少なくとも1キロ以上の距離を走る「競馬」という競技においは、極めて重要です。
体幹の支えは、筋肉と腱と関節で行います。きちんと支えられていない馬は、速く走るためのシステム系がフル稼働しません。
柔軟性と伸縮は、馬が走る動作に直結するものです。「走る」というのは、「伸縮」を繰り返す動作のこと。つまり、「伸びて、縮む」という動作を的確にできないと、速くは走れません。馬の中には伸びたまま走っている馬がいたり、捌きが硬くて伸縮をまったく使えない馬もいます。
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