過去の私は、自分のことを知っているつもりだったが、今になるとまるで分ってないと気づくことができた。
きっとあなたもそうだろう。私は、何でもそうだが対象にある「ラベル」を通してものを見ていた。
そのラベルから受ける印象やイメージを語っているだけで本質を見ようとしていなかった。
あまりにラベル的な見方に慣れ過ぎて、それが全てであるかのように行動してきたからだろう。
だが、現実を正確に理解し、物事の本質を知りたいのなら、ラベルを剥がしてものを見る必要がある。
それなしでは正確な判断は下仕様がないのだ。私たちのラベルは一般常識と言い換えることもできる。
たとえば、「株取引は投資」で「競馬はギャンブル」という見方をよくするだろう。
だが、これは本質を突いていると言えるだろうか。「株取引はギャンブル」に「競馬は投資」になることはない?
この可能性を否定することはできないだろう。すでに現実で起きていることなのだから。
そこに意識がいくか、ただ通り過ぎていくかで対象への見方や価値が変わっていることに気づいただろうか。
あなたはネットにいる成功者を見てきたことだろう。その彼らを思い出してみて欲しい。
彼らはよく「逆張り」思考をしていないだろうか。一般常識とは正反対のことを言っているケースがかなりある。
それは、とても目立つからというだけでなく、一度逆に考えてみると多くのことに気づけるからでもある。
つまり、あらゆる可能性を考えるからこそ、人よりも精度の高い行動を取ることができたのだ。
だから、成功する。どうだろう、簡単なロジックなはずだ。
競馬にはロボアドバイザーがあり、みんなの投資競馬で公開されている。
つまり、基本的な投資ノウハウは競馬でリーズナブルに積み上げてしまえばいい。
無茶をしない限り大きな額を負けることはないはずだ。そして、投資のロジックを生かして馬券を買うのなら良質な経験を手にするだろう。
あなたが「ラベル」にとらわれて行動するのは、人間の本能的な行動だと理解する必要がある。
そうすることで、太古の人類は強敵にやられず命をつないできた。しかし、いま現代で死ぬシーンは極端に減っている。
つまり、この「ラベル」を見るクセは今ではマイナスになることの方が多い。とりわけビジネスシーンでは違った見方をできない人は無能に見られる風潮がある。
1つの見方を一度おもいきりよく捨ててみて欲しい。そうすることで新たな視点をいとも容易く獲得することができる。