実力に対してオッズが甘くついた馬はオッズバリューが高いと考えらます。
この考え方は、一流投資家ウォーレン・バフェットに基づくもので、小さな資産を大きくしていくための効果的な手法になります。
ただ、これはすぐ結果がでるものではなく、バフェットの買う株はずっと保持するスタイルを見れば分かる通り、かなりの長期投資を想定したものであることは間違いないでしょう。
競馬なら必然的に的中率が低くなるのは、バリューがあるから馬券が当たるわけではないから。
長く見て買い続ければプラスになるパターンが分かっているときにオッズバリュー投資は成功します。
とても気長になる可能性が高いため、よほど忍耐強くない限り、目先の的中に走る人がほとんどでしょう。
投資の理論でよく言われていることは、信念を持って買えない人には利益はやってこないということでした。
その証拠に証券会社の統計によると、一番の利益をあげた人は、買ったことを忘れて放置していた人でした。
これが日本の高度成長期なら信じられないほどまでに膨れ上がっていたはず。
しかし、結果ばかり気にする人にはこういうことが起きないのです。
短期の上げ下げに狼狽して結局は買った株を手放してしまうから。あとになって、あの時に持っていればと後悔することになります。
つまり、ほとんどの短期的な判断は正しくないということ。だから、どんなにスキルがあっても十分な利益を得られないということになるのです。