投資の世界では常識ですが、先を読む予想行為は「猿が適当に指差ししたもの」と同程度の結果しかでないことが指摘されてきました。
どんなに真面目に予想しても、適当に指差しして買うのと大して結果が違わないというわけです。
つまり、先を読むことで財を成すという行為には限界があると見るべきでしょう。
ある程度は先を読めるし読んでもいいのですが、未来は不確定なものなので断定するような見方は止めたほうがいいわけです。
競馬予想では0.1秒差の世界を予測するわけですが、これって冷静に見るほど無謀に思えないでしょうか。
わずか0.1秒の世界ですよ。目押しでも止められない着差を予想して勝てると言われても、そんなの無理でしょと思って当然です。
でも、実際に馬券を買って大金を稼いでいる人たちがいる。そういう人は一体どうしているのでしょうか。
すべての勝ち組に共通することは「オッズバリュー」を意識しているということ。
この馬は割安感があるという馬やレースを選び馬券を購入し、これを無理なく長期的に続けているだけなんですね。
特別に優れた予想力で勝っている人なんて今の時代はゼロに近いと思いますよ。
日本競馬もレベルアップしてきたことで競走馬の質が上がり、その裏で着差が減少し続けているという事実が全てを物語っています。
競馬で勝ちたければ、予想力は過信せず、知恵を絞って他者を上回る方法を考えた方がいいというお話でした。