最近は競馬でもAIをうたうものがでてきました。そもそも競馬でAIは有用なのでしょうか。
正解を言うならAI単独で劇的な効果を得るのは難しいでしょう。
なぜなら、競走馬のデータが十分に足りるということがないからです。
競馬の主役であるサラブレッドは、デビューして無事でも40戦もレースに出走すれば引退してしまいます。
一流馬になるほど出走回数は減っていくため、AIの利点である膨大なデータからの学習は期待できません。
過去のレースは十分にありますが、そこに出走している馬たちは全く違うため十分な効果は見込めないのです。
最近はデータ閲覧ツール「TARGET」や「馬王」を利用する人も多いのではないでしょうか。
そのツールを使って過去レースの傾向を探っても再現される可能性は期待できないのが実情です。
過去のレースでは、こういう馬券の買い方をすれば勝ちやすかったから同じことをトレースすれば勝てると思っている人は自分で試してみてください。
すでに試してトレースしないと実感している人は、この理由を見て納得できたのではないでしょうか。
それじゃあ、AIを使うなんて意味ないと思うかもしれないですが早計です。
競馬は、いち早く価値ある情報に気づくことで勝ち続けられるようになるからです。
たとえば、効果の大きい馬具である「ブリンカー」の初装着馬を的確に買えるようになったらどうでるでしょうか。
ほかの人よりたった10%上回るだけでプラス回収率に持っていくことができてしまう。
競馬で勝つために大事なのは「予想力」ではなく誰も気づいてない「事実」に気づくことだったんです。
その事実に気づくためにはどうすればいいと思いますか?それは出走当日の情報を精査することです。
競馬で勝てる人は「パドック」や「返し馬」で調教師も見逃した新しい事実に気づいていたのです。
私もそのことに気づき競馬新聞や馬柱に割く時間を大幅に減らすようにしました。
はっきり言って15分も見れば十分であり、あとは何を確認するべきか自分なりのメモを作っておくだけ。
もちろん、事前に過去レース映像のチェッックは欠かせないですよ。
そのくらいの努力は当たり前なので、そんなのしたくない人は負け続けるしかありません。
私はパドックだけ見ています。馬券の世界に完璧はないですし、時間的なこともありパドックだけに集中しています。
そこで見ているのは競走馬の体ではありません。誰にでも分かる馬具でした。
ブリンカーは競馬新聞は掲載されますが、他の馬具についてはパドックを見ないと分からない。
その差異に気づくことで確かな利益を受け取ることに成功したのです。
こうして書くとシンプルに思えますが、実際に行動してみると相当な手間が必要なことが分かるでしょう。
競馬で勝つコツを理解できるようになった今は負ける気がしません。
あせらずコツコツ分かることに集中することで競馬で稼ぐことは決して夢ではなくなります。