日本人は政治を語りたがらないというのが一般的な海外の評判ではあるが、そこに対するイメージを知っている人は少ない。
少なくとも知識層には日本人の評価は本当に低いのが現実である。
30年も経済が下落しているのに未だに一党独裁がまたかり通っていて民衆は大人しく従っているからだ。
これは本当に不気味に映るそうで、海外の一流人材が日本に来たがらない理由にもなっている。
それは当然のことで論理に優れた人たちが論理がまかり通らない国を重視するわけない。
日本市場に参入して失敗した大手外資も、その敗因は「日本人の感情」にあると分析している。
つまり、中身を見て吟味しているわけではなく、何となくイメージとその時に感じた感情で評価を決めるクセがあるという。
だから、投資で失敗するのである。投資の売買を感情するなというのは鉄則であり、これを破ればいともカンタンに資産を失うことになる。
自分で考える教育をしてこなかったツケが回ってきたとも言えるだろう。
誰かの評価に乗っかっていれば安泰だったのは、それは経済が右肩上がりで頼まなくても良いサービスが自然発生していたからだ。
しかし、いったん経済が悪くなると良いサービスというのは投資なしでは出てこなくなる。
これからサービスの質は一層悪くなり、自分に必要だと考えていたサービスも品質の低下や打ち切りが増えていくだろう。
ようやくコロナ禍で投資への興味を持つ人も増えてきたが、自国の良いサービスに投資しておかないと海外の株だけではやりくりできなくなると忠告しておきたい。
基本的に日本人の優位は日本にある。その基盤が崩壊するようなことがあれば資産の価値が下がり結局は損をすることになりかねない。
海外のスマホアプリを利用している人は多いと思うが、無料と引き換えに大量の情報が抜かれている。
これはAIで処理され、あらゆるシーンで活用されるようになるだろう。
あなたの知らない所であなたを深く知る人たちがいる不気味さをこれから体験することになるかもしれない。
日本人を守ろうとするのは日本という国だけだ。そのことを忘れていると取り返しのつかない事態に見舞われるかもしれない。
株を買う、それは日本を守るということもである。そして、株価は政治力と連動しやすいことも忘れてはならない。
政治を軽視すれば株価は必ず下がり、最終的には多くのものを失うことになる。
あとになって気づくのが日本人の特性でもあるが、これから変われるかと言えばカンタンな話ではないだろう。